2025年11月05日

読売新聞に市民科学の記事「生物多様性の研究 市民が力」が掲載されました

11月4日の読売新聞夕刊に「生物多様性の研究 市民が力」が掲載されました。
記事では、主に京都大発のベンチャー企業「バイオーム」が開発したスマートフォン向け無料アプリ「Biome(バイオーム)」の紹介と、市民科学を利用したヤマカガシの研究について、紹介されています。
「Biome(バイオーム)」では、利用者が撮影した動植物の写真をAIが位置情報や季節を踏まえて種の候補を表示し、図鑑としてコレクションできること。また、マップ機能で他の利用者が投稿した動植物の情報を共有できる事を紹介しています。
また、市民科学が有効な例として、北海道大や京都大などのグループがヘビの一種「ヤマカガシ」の色や模様について、市民に呼びかけて全国的に調べた結果を発表しました。方法として、「ツイッター(現X)」にて市民に写真提供を依頼、 爬虫類ファンの反響が大きく、青森県から屋久島(鹿児島県)まで1000枚近くが集まり、先行研究では六つの型に分けられていたが、集まった写真で少なくとも約120種類の色と模様の組み合わせを確認。「関東型」「九州型」など地域名を持つ種類が、実際はより広範囲に散っている事が分かりました。

記事の全文は2025年11月4日の読売新聞夕刊または、以下の読売新聞電子版(Webサイト・アプリ)にて閲覧する事ができます。
【物の「新種」あなたも見つけられるかも?市民が撮影した写真で生物多様性の研究進む…アプリ「バイオーム」も後押し】
https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20251104-OYO1T50053/

小堀代表は、取材の中で専門家としての意見を求められ、市民がデータを収集する市民科学の精度は、専門家などの企画者が市民向けのマニュアルを提供するなどでさらに高めることができることや、市民科学の果たす役割は今後大きくなるなど、コメントしています。

2025年10月08日

「第3回 ネイチャーポジティブを実現するグリーンインフラの体験と学び」セミナー~開催のお知らせ

いま企業には「ネイチャーポジティブ経営」への参画が求められています。
2025年4月施行の「地域生物多様性増進法」や8月開始の「自然共生サイト支援証明」など制度は整いつつありますが、「何から始めればよいか」、「森はあるがどう活かすか」、「土地がなくてもどう関われるのか」と迷う企業も少なくありません。
本セミナーでは、国⼟交通省総合政策局環境政策課⾼森真⼈課⻑補佐から、グリーンインフラの「最新動向」「多様な機能と効果」「⽀援策」について直接学び、実装のヒントを得ます。
さらに、森の生きもの体験から生物多様性を体感し、経営戦略へと視野を広げ、自社事業にネイチャーポジティブを活かす実践案の醸成を目指します。
現場での体験と多様な学びを通じて、自然と共生する社会の実現に向けたヒントを得られる2日間です。

主催団体は、(一社)ヤマネ生き物研究所(DWI)で、本アカデミーは共催団体として、企画・実施に関わっています。
小堀代表はセミナーにて講義を実施予定です。

【目的】
ヤマネブリッジやアニマルパスウェイなどを建設当事者とともに視察し、グリーンインフラの機能や効果を直接体感する
ネイチャーポジティブ、⽣物多様性、⾃然についての理解を深める

【開催概要】
日程:2025年11月20日(木)~21日(金)
場所:山梨県北杜市 八ヶ岳(清泉寮自然学校・相部屋)
定員:20名
参加費:一般企業 10,000円 / 経団連自然保護協議会会員 7,000円
宿泊費:1泊4食 14,320円

【プログラム概要】
グリーンインフラ の効果を体感(ヤマネブリッジ・アニマルパスウェイ視察)
国交省 環境政策課による最新の政策・支援策を学ぶ特別講義
産官学民連携による実践事例紹介
森での生物多様性体感プログラム
異業種交流から広がる新たな発想とネットワーク

【お申し込み・詳細】
Peatixイベントページよりお申し込みください
https://green-infra2025.peatix.com/
お問い合わせ:seminar@yamane-ikimono.org

パンフレット(PDF)は以下よりご覧いただけます。

現場を見て、政策を学び、異分野の方々と語り合う絶好の機会です。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。

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